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荒木経惟・舟越桂「至上ノ愛像」展(高橋コレクション日比谷)を観てきました [美術]

舟越桂と荒木経惟の二人の作品が同じ空間にある、という感覚を体験したくて、日比谷に開設されている「高橋コレクション日比谷」へ。

会場で手渡されたリーフレットの解説によると、「本展のタイトル『至上ノ愛像』は、舟越桂へのオマージュとして、荒木経惟によって名付けられた」とのこと。
ただ、会場を見た印象では、むしろ、荒木経惟の「母子像」のためのタイトルのように感じられました。

展示会場は、壁に飾られた荒木経惟の「母子像」の前に、舟越氏のスフィンクス像の中でも透徹した雰囲気の際立つ「遠い手のスフィンクス」と、舟越氏が「自分の中にある山」をテーマに作品を制作していたころの「言葉を聞く山」がひっそりと佇み、凛とした静謐さに満たされていました。

IMG_2944s.jpg

高橋コレクション日比谷については、次をご参照ください。
この高橋さんという方、収集されている作品の質から推察するに、かなり慧眼の方だとお見受けしました。

 高橋コレクションは、現代美術のコレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎が1997年より日本の若手作家を中心に収集してきた美術コレクションです。その1000点以上におよぶ所蔵作品を広く一般に公開し、多くの人と共有したいと、2004年4月に東京の神楽坂、2008年1月白金にアートスペース「高橋コレクション」を設置、コレクション作家の展覧会を開催してきました。
 2009年4月25日、三井不動産株式会社の協力を得て、新たに日比谷の地で活動をスタートし、2010年12月末までの期間、企画展を開催し、高橋コレクションの多彩で豊かな作品を多角的なテーマで展示、紹介してまいります。

高橋コレクション
http://www.takahashi-collection.com/


展示会場の余韻を楽しみながら、近くの三菱一号館のカフェ“Cafe 1894”でしばし休憩。
高い天井や重厚な板張りの床など、古い建築のよさを活かした優雅な雰囲気のお店でした。

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