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『鹿男あをによし』(万城目学,幻冬舎,2007.04.10) [本]

ドラマを先に見たためか、なんとなくノベライズを読むような感覚。
でも、実際は、こちらが原作なんだけれど。
原作なので、ドラマ版より設定がしっかりと一貫している。完成度も高い。
でも、読後の感動はそれほどなし。
やはり、ドラマ版は綾瀬はるかの存在が大きいなぁ。堀田イトに「キスで鹿の印が解ける」ということを、鹿から聞き出して、教えたのも、綾瀬はるかだったし。
原作を先に読んでいれば、もっと印象が変わったのかもしれないが、どうしてもドラマ版の印象が強くて、きちんと評価できない。
マドンナが主人公に教えた『四十日理論』の一節が、とても気になった。
詳しく引用すると、次のとおり。
何でも、社会人が素敵な相手に出会う日数は年に最大四十日しかないという理論なのだという。一週間のうち月から金までは仕事をしている、土曜日は家で休んでいる、となると、新たな環境に顔をのぞかせるのは日曜しかない。つまり三百六十五日の七分の一で約五十日、その全部を自由に使えるわけでもないので、少し引いて四十日。つまり、一年に素敵な相手に会えるチャンスは多くて四十回しかないという結論に落ち着くらしい。

40日かぁ……。チャンスって、少ないんだなぁ、ほんとに。


鹿男あをによし

鹿男あをによし

  • 作者: 万城目 学
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



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