『大江戸仙境録』(石川英輔,講談社,1986.11.05) [本]
石川英輔の大江戸シリーズ(全7作)の第2作。
文政の江戸から現代に戻った洋介のもとに、<速水洋介さま>と宛名があるだけで、切手も貼っていなければ住所も書いていない封書が届く。
その中には、信じられないことに文政の江戸に残してきた少女(いな吉)からの手紙が入っていた。あり得ない事態に、洋介は……、というのが冒頭の展開。
もう一人の転時能力者が出てきたりして、かなり読ませるお話だった。
物語の最終で、洋介が自分の菩提寺の墓地で、いな吉の石塔を見つける場面には、思わず涙がこぼれた。
このシリーズ(全7作)に関するレビューをまとめてみました。
よろしければ、ご覧ください。
文政の江戸から現代に戻った洋介のもとに、<速水洋介さま>と宛名があるだけで、切手も貼っていなければ住所も書いていない封書が届く。
その中には、信じられないことに文政の江戸に残してきた少女(いな吉)からの手紙が入っていた。あり得ない事態に、洋介は……、というのが冒頭の展開。
もう一人の転時能力者が出てきたりして、かなり読ませるお話だった。
物語の最終で、洋介が自分の菩提寺の墓地で、いな吉の石塔を見つける場面には、思わず涙がこぼれた。
このシリーズ(全7作)に関するレビューをまとめてみました。
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- 『大江戸神仙伝』(石川英輔,評論社,1992.02.20)
- 『大江戸仙境録』(石川英輔,講談社,1986.11.05)
- 『大江戸遊仙記』(石川英輔,講談社,1990.12.05)
- 『大江戸仙界紀』(石川英輔,講談社,1993.05.31)
- 『大江戸仙女暦』(いな吉江戸暦)(石川英輔,講談社,1996.01.30)
- 『大江戸仙花暦』(石川英輔,講談社,1999.12.10)
- 『大江戸妖美伝』(石川英輔,講談社,2006.02.23)
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