『貧者を喰らう国』(阿古智子,新潮社,2009.09.20) [本]
この本は紹介しなければ、と、久しぶりの投稿。(^_^;)
副題は「中国格差社会からの警告」。
章構成は、次のとおり。
勉強になったのは、第3章で詳しく説明されている戸籍制度の変遷。
この問題が解決されないかぎり、貧富の差も解消されないだろう。
それにしても、戸籍制度の受益者である都市住民が戸籍制度の差別的な側面にはあまり注意を払っておらず、農民を「利害が衝突する対象」とすら見なしていないほど、彼我の格差が大きいことが悲しい。
副題は「中国格差社会からの警告」。
章構成は、次のとおり。
第1章 エイズ村の慟哭
第2章 荒廃する農村
第3章 漂白する農民工
第4章 社会主義市場経済の罠
第5章 歪んだ学歴競争
勉強になったのは、第3章で詳しく説明されている戸籍制度の変遷。
この問題が解決されないかぎり、貧富の差も解消されないだろう。
それにしても、戸籍制度の受益者である都市住民が戸籍制度の差別的な側面にはあまり注意を払っておらず、農民を「利害が衝突する対象」とすら見なしていないほど、彼我の格差が大きいことが悲しい。